美肌のためのコラーゲン

コラーゲンといえば、化粧品や健康食品でお肌をプルプルにしてくれるイメージが強いのではないでしょうか。 実は、美容目的以外にも様々な使われ方をしているのをご存知ですか？今回は意外なコラーゲンの使い方を紹介します。

コラーゲンとはたんぱく質の一種で肌や骨、軟骨を形成します。 なんとこのコラーゲンは写真フィルムにも含まれているんです。

写真フィルムはコラーゲンの薄膜様々な粒子が乗せられてできています。 写真フィルムで使用されているコラーゲンは食用よりも純度が高く、長い期間色褪せず、きれいな状態を保ちます。

次に紹介するのは医療の現場で使用されているコラーゲンです。 高齢の方や、寝たきりの方に多く見られる褥瘡(じょくそう)、いわゆる床ずれですね。 この床ずれの治療にコラーゲンが活用されています。

コラーゲンの持つ皮膚再生の作用が働き、傷の面積を小さくすることがわかっています。 床ずれは皮膚の細胞に栄養が渡らなくなるとできるので、コラーゲンで細胞を活性化させ改善を目指します。

また、歯周病にもコラーゲンは有効です。 コラーゲンを摂取すると歯茎が強くなるという事がわかってきています。 歯の土台となる歯茎を丈夫にすることにより、口内の健康を保ちます。

コラーゲンはもともと体内に存在する成分です。 年齢とともに減少していくので、不足しないように外部から取り入れることが大切です。

体内に存在するものなので、副作用の心配が殆どないのも特徴です。 今後も開発が進み、様々な分野で期待されます。