美肌のためのコラーゲン

コラーゲンは美肌に良いということで有名な物質ですが、コラーゲンが体内で正常に作られるためには何が必要なのでしょうか。 コラーゲンの作られ方に迫ってみたいと思います。

そもそもコラーゲンとは何でしょうか。 コラーゲンは私たちの体の中にたくさんある物質です。

皮膚はもちろんのことですが、骨や血管の中にもコラーゲンは入っています。 比率で示すと、肌の真皮層の中を占めるコラーゲンは９０パーセント、骨の中で占めるのも９０パーセント、髪の毛には７０パーセント、血管には２０パーセント程の比率で入っています。

コラーゲンは、私たちの体の中でベッドのスプリングのような役割を担ってくれています。 このスプリングがあることで、肌は弾力を保ち、みずみずしく健康的に見えます。

コラーゲンが体内で吸収される際には、腸管の中でコラーゲンペプチドが１個から３個ほどのアミノ酸にまで分解されます。 そこで吸収されていったアミノ酸は体内の隅々まで運ばれることになりますが、そこで糖転移ヘスピリジンという物質が、血流を促進してくれる役割を担っており、ヘスピリジンが働いてくれることで、うまくコラーゲンが生成されていきます。

血流を促進してくれる効果の他、コレステロールを下げてくれる働きもあり、抗酸化作用もあります。 高血圧症や生活習慣病で悩んでいる方に対して、良い効果を示してくれるでしょう。 このように、コラーゲンが作り出される働きは興味深いですね。